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環境ニュース[海外]

欧州委員会 「持続可能な農業に向けて」 共通農業政策の中間見直し

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2002.07.19 【情報源】EU/2002.07.10 発表

 欧州委員会は、共通農業政策(CAP)の中間見直しについて上程した。
 フィシュラー農業・地方開発・漁業委員は、「今後、農業者は過剰生産ではなく、安全な食料、高品質な生産、動物の福祉及び健全な環境という人々が望むものに応えることで補助を受けることとなる」と述べ、改革提案が農業者、消費者及び納税者にとってより有意義なお金の使い道を示すものであると強調した。
 新たな提案のポイントは以下の5点。
1)生産と直接支払いの関連を断つ、
2)環境、食品安全性、動物の福祉及び職業安全基準を直接支払いの条件とする
3)小規模農家を除き、直接支払いを調整する代わりに、田園地域開発のためのEUの支援を相当量増大させる
4)新しい農業監査システムを導入する
5)高品質な生産、食品安全性、動物の福祉を後押しし、農業監査のコストをカバーする新たな田園地域開発手法
 このほか、詳細な提案の中には、環境上の利益のため10年にわたる「長期強制休耕」制度、EUのバイオ燃料イニシアティブを考慮したエネルギー作物栽培支援なども盛り込まれている。【欧州委員会環境総局】

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