アメリカエネルギー省、国立研究所が開発した新クリーンエネルギー技術の事業化を促進するパイロットプログラムを開始

エネルギー】 【掲載日】2014.11.12 【情報源】アメリカ／2014.10.29 発表

　アメリカエネルギー省（DOE）は、DOE傘下の国立研究所が開発したクリーンエネルギー技術の市場化を促進するため、230万ドル規模の新たなパイロットプログラム（Lab-Corps）を開始したと発表した。Lab-Corpsはアメリカ国立科学財団（NSF）の技術実用化促進プログラム（I-Corps）をモデルに、国立研究所の研究員らが研究成果への市場評価をじかに得て、ベンチャー企業設立やライセンス契約等の事業機会を追求できるようにする訓練プログラム。DOEは、新たな研究開発技術を市場に投入することで、クリーンエネルギー市場でのアメリカの主導権推進を図るとしている。このパイロットプログラムには、技術事業化やクリーンエネルギー部門に詳しいコロラド州ゴールデンの国立再生可能エネルギー研究所（NREL）の他、5つの国立研究所が参加している。今後1年間で研究員らの起業家チームを集めて技術の実証、経済分析など起業への総合的訓練をし、革新的技術（持続可能な輸送手段、再生可能エネルギーによる発電等）の民間部門での事業化プロセスを支援するという。【アメリカエネルギー省】