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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、農薬散布時の飛散(ドリフト)低減技術への格付けプログラムを開始

健康・化学物質】 【掲載日】2014.11.05 【情報源】アメリカ/2014.10.21 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、農薬散布時の飛散によるばく露、散布した農薬の移動、散布ロスの削減を目指し、認証を受けた安全な散布用製品の使用を促進するため、飛散低減技術の格付けプログラムを開始した。農薬散布時には、1〜10%の農薬が目的とする作物には届かずに飛散もしくは移動しており、毎年7000万ポンド、6億4000万ドルが無駄になっている。また、毎年数千件寄せられる飛散の苦情調査に州当局は多額の資金を費やす一方、農家も長年、散布ロスや近隣への飛散削減に苦心してきた。本プログラムでは、ノズルや飛散遮へい板、飛散を削減する化学物質など低減技術の使用した製品について、基準比の最低25%以上削減したものを1〜4つ星に格付けする。メーカーは技術を証明するデータと共にEPAに申請、認証されれば、この星マークを使用することができる。EPAは、このプログラムによって、今後農業部門全体に農薬飛散の少ない技術を普及できるとしている。【アメリカ環境保護庁】

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