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環境ニュース[海外]

ドイツ コスタリカにおける生物多様性保護を支援

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2014.08.08 【情報源】ドイツ/2014.07.25 発表

 ドイツ連邦環境省は、コスタリカ政府と進める同国における気候変動生物多様性分野における協働を更に拡大することを公表した。今回、新たに助成が公表されたプロジェクトは、コスタリカにおける特殊な自然と生物多様性の維持を支援するもので、600万ユーロが拠出される。
 コスタリカは、生物多様性条約に定められている戦略的計画の目標を最初に達成した国家の一つでもあり、生物多様性の維持への取り組みを通じて、自然保護における特殊な役割を担っている。
 コスタリカには、多様なマイクロクライメイトエリアが多数存在し、多様な生態系の宝庫であり、その豊かな自然と生物多様性は年間約150万人の観光客を集めている。国土の4分の1が自然保護地区に指定されているが、これらの地域の連結が課題となっている。特定の動物種は、乾期や雨期といった季節の移り変わりに移動することから、地域の連結は多数の種の生存に非常に重要となっている。多数の種が、気候変動によって孤立した生息空間により、危機的状況にあり、ビオトープの連結を通じて、回廊を造ることが求められている。
 そのため、コスタリカは、国家生物回廊プログラムの枠組みでビオトープ連結の改善に取り組んでいる。ドイツ政府は、国際気候保護イニシアティブの枠組みでコスタリカ政府を支援しており、プロジェクトパートナーがエコ回廊の証明や保護対策の確認のためのガイドラインと手法を策定、また対策の持続可能性を保障するために、地域の行政機関や市民、経済界、農業従事者、森林所有者は、計画プロセスに組み込まれ、対策実行のためのファイナンス手法を開発する。【ドイツ連邦環境省】

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