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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、発電所等の冷却水取水での魚類取り込み防止基準を決定

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2014.06.02 【情報源】アメリカ/2014.05.19 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、発電所や工場が冷却水を川や海から取水する際に取り込まれる魚やカニ・エビ等の水生生物を保護するための最終規則を決定した。アメリカでは毎年、約21億匹の水生生物が、こうした施設の取水用構造物へ衝突する(impingement)、あるいは冷却水システムに引き込まれて(entrainment)熱や化学物質、物理的ストレスによって死亡するという。この最終規則は、水質浄化法の求めに応じ、これらの生物の保護を目的に決定された。規則の要点は、1)国内の水域から、日に200万ガロン以上の水を取り込み、その水の25%以上を冷却用に使う既存の発電所・産業施設は、生物の衝突を減少させること、2)日に1億2500万ガロン以上を取水する大規模施設は、施設ごとの衝突防止措置選定のための調査を実施すること、3)既存施設内で発電容量増大のために新規設備を設置する場合は、取水量を密閉サイクル冷却と同等レベルに減らすこと、などが定められた。この規則は連邦汚染物質排出除去システム(NPDES)の認可を通じて実施される【アメリカ環境保護庁】

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