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環境ニュース[海外]

イギリス、新共通農業政策のもと、生物多様性を重点とする農業助成スキームを公表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2014.03.13 【情報源】イギリス/2014.02.26 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)のジョージ・ユースタス政務次官は、EU共通農業政策(CAP)のもと、2016年から実施する新たな環境土地管理スキームでは、生物多様性の向上、野生生物の保護、水質の改善を優先事項とし、これらに取り組む農業者や土地管理者を支援すると発表した。たとえば、希少な農地鳥類の生息地となっている地域で生息地の保護・改善を行う農家には、その費用を支払う。
 現行の環境スチュワードシップとイングランド森林助成スキームは一本化され、農業関係者と森林関係者のどちらでも申請できる仕組みになる。
 Defraによると、イギリスの農業・環境スキームでは、これまでも農業者や土地管理者の取組が希少な鳥類や花粉媒介昆虫の生息地を設け、自然環境の質を高めて田園地帯の観光業にも貢献してきた。ヘッジロー(田園地帯の生垣)の修復や植樹、野草の種まきなどが、花粉媒介昆虫など野生生物を保護に役立っている。国内で希少となった農地鳥類の繁殖個体群は増加しており、クロノドアオジは、1989年から600%増加したという。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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