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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、新規発電所のCO2排出規制案を発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.10.07 【情報源】アメリカ/2013.09.20 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、新規に建設される発電所のCO2排出基準を提案し、意見の募集を開始した。この基準案では、CO2の排出上限を、大規模天然ガス発電所で1000ポンド/MWh、小規模天然ガス発電所では1100ポンド/MWhと設定した。石炭発電所については1100ポンド/MWhだが、営業の柔軟性を持たせる措置として、これより厳しい上限値を複数年の平均排出量で達成する方法も選べる。EPAは2012年にも排出基準を提案したが、寄せられた250万件以上の意見と、発電部門の昨今の状況を考慮した結果、今回は2012年案を一部変更し、天然ガスと石炭について別の基準を設けた。
 発電所は、アメリカのCO2排出量全体の中で最大の排出源である。温室効果ガス削減のため、現在、約10の州が市場ベースの炭素汚染削減プログラムを独自に実施している。エネルギー効率目標や再生可能エネルギー目標を設定している州はさらに多い。今回の提案は、こうした州レベルの努力を基に国としての炭素排出規制を設けた。既存の発電所についても、EPAは今後、各部門の関係者と議論を進めるとしている。【アメリカ環境保護庁】

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