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環境ニュース[海外]

第4回ヨハネスブルグ・サミット準備会合 準備は大詰め

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.06.18 【情報源】その他/2002.06.03 発表

 第4回ヨハネスブルグ・サミット準備会合が、6月4日〜7日までインドネシア バリ島で開催された。会合には150カ国以上が参加、8月末のヨハネスブルグ・サミットに向けて準備は大詰めを迎えている。
 イギリスのベケット環境大臣は、今回の会合について、「バリでは大きな前進があったが、交渉は時々難航した。グローバリゼーションの恩恵を皆が享受できるよう、グローバリゼーションの圧力を管理するための地球規模のパートナーシップを構築しつつある」と評価した。
 今回の会合では、大きなテーマとなっている貧困の撲滅に向け、清浄な飲料水、衛生施設、エネルギーへのアクセス(再生可能エネルギー含む)等について大方の合意ができた。また、EUが力を入れていたアフリカのニーズも、初めて大きく扱われることとなった。
 一方で、「貧困のための世界団結基金(World Solidarity Fund on Poverty)」については、既存の基金を活用すべきだという反対があり、合意に至らなかった。また、エネルギーに関する行動計画、再生可能エネルギー目標、衛生目標、生物多様性及び自然資源の損失回復目標、生物多様性に関する予防原則エコシステム・アプローチ、持続可能性に向けた国別戦略(2005年まで)の実施目標など個別の目標や環境原則についても合意できなかった。持続可能な消費・生産、貿易(貿易措置、途上国産品への市場開放等)、財政支援(ODA、債務免除等)についても、各国間の隔たりが大きかった。
 ドイツのトリッティン環境大臣は、「バリでは本質的な環境政策と開発政策の問題が未解決なままである。だが、サミットにて解決されるだろう。サミットは、まだ峠を越えていないのだ。サミットの成功のために、EUの連携を強化していく」とコメントしている。
【欧州委員会環境総局、ドイツ連邦環境省、イギリス環境・食糧・地方事業省】
 
(欧州委員会 プレスリリース)

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