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環境ニュース[海外]

道路外で使用される車両からの汚染物質削減

大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.06.18 【情報源】アメリカ/2002.06.07 発表

 アメリカは、6月7日、ディーゼルエンジンを搭載した道路外で使用される車両及び設備の排出する汚染物質について、削減を強化していくことを明らかにした。これは、行政管理予算局(Office of Management and Budget(OMB))の情報・規制問題室(Office of Information and Regulatory Affairs(OIRA))と、アメリカEPAの大気・放射性物質局(Office of Air and Radiation)との異例の合意に基づくもの。
 OMBの情報・規制問題室長のジョン・D・グラハム氏は、「道路外で使用される車両のエンジンは、相当量の粒子状物質およびNOxを排出している。OMBとEPAは、粒子状物質を吸い込むことで健康に様々な悪影響が及ぶとして、共に関心をいだいている」と協力の意義を述べた。
 現在策定中の提案では、新規のエンジンに搭載することとなる新たな排出制御装置の評価だけでなく、制御システムが有効に機能するために必要となる硫黄濃度の削減の評価も行われる予定である。この包括的なアプローチは、トラックやバスを対象として2006−07年に実施される、「大型ディーゼル車両に係る幹線道路規則(heavy duty diesel highway rule)」に類似している。EPAは、パブリック・コメントに向けた正式な案を来年早々に公表する予定である。【EPA】

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