イングランド　森林づくりへの補助を見直し

【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2002.05.23 【情報源】イギリス／2002.05.13 発表

　イギリス環境・食糧・地方事業省と森林委員会（the Forestry Commission）は共同で森林づくりへの補助政策を見直しているところだが、5月中旬にも、協議文書を公表する予定である。
　現在、森林補助スキーム(Woodland Grant Scheme :WGS)により、林地の創設に対する補助金が付与されており、また、農地内森林プレミアム計画（the Farm Woodland Premium Scheme：FWPS）により、農地の森林転換に伴う農業所得の減少に対して補償が行われている。WGSプログラムでは、過去3年間で15,000ヘクタールもの森林が創設された（そのうち60％は、FWPSの対象ともなっている）。
　今回の見直しは、両プログラムの目的と運用について検討するもの。森林づくりは、生物多様性行動計画(Biodiversity Action Plan)の目標達成にも大きな役割を果たす。
　イギリス環境・食糧・地方事業省と森林委員会は、見直しのプロセスを監督するため、検討会を設置している。協議は、2002年5月から8月初旬まで行われ、その後、検討会が2002年11月に正式報告を行う予定である。
　協議文書は、さまざまな組織に送付されるが、森林委員会とイギリス環境・食糧・地方事業省のサイトでも参照可能
【イギリス環境・食糧・地方事業省】