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環境ニュース[海外]

米・加  「五大湖に関する指標」の調査結果公表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】カナダ/2000.10.17 発表

 五大湖の水質には一定の改善が見られるものの、悪化している地域も依然存在−ハミルトンで開催中の「湖沼生態系の現況に関する協議会」(the State of the Lakes Ecosystem Conference (SOLEC))の席上、五大湖の指標から、こうした現状が明らかになった。
 世界の淡水量の約5分の1に相当し、16000キロに及ぶ沿岸地域に3300万もの人口が暮らす五大湖の水質に対する関心は高い。連邦環境と米国EPAが共同で開催した第4回SOLECでは、魚や野生生物内に蓄積する化学物質は減ってきているものの、魚の消費に関しては今後も一定の注意を払っていくべきことが明らかになった。また、湖の汚染の主要な要因の一つとして、「大気」からの汚染が取り上げられた。さらに、野生生物の生息地の減少、外来種による固有種への「生物学的汚染」の脅威も指摘されている。
 前回1998年の協議会では、エコシステムを代表するような指標を開発することが強調されたため、今回の協議会では、豊栄養化、有害物質汚染、生息地破壊などの他、外来種、大気中の有害化学物質の蓄積など30〜80の指標が提案された。
 これらの指標に関する幅広い調査結果は他のデータとともに、現在米・加二カ国の関係者による会合の場で討議され、さらなる五大湖保全のため、政策決定に活用されていく見通し。【カナダ連邦環境省】

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