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環境ニュース[海外]

欧州議会、2050年までに低炭素経済の実現を求める決議を採択

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.04.04 【情報源】EU/2012.03.15 発表

 欧州議会は、EUがエネルギー、輸送、農業の各政策を活用してCO2排出量を削減するとともに排出権取引制度(ETS)を改善し、2050年までに経済競争力を高めつつ化石燃料への依存を減らさなければならないとする決議(法的拘束力なし)を採択した。この決議では、2050年までに80〜95%のCO2排出量削減を段階的に達成するとする欧州委員会の「低炭素経済への移行のためのロードマップ」を大筋で支持している。だが「2020年までに20%削減」という短期目標については、先の目標値引き上げ要請に続き、費用効果的ではないとしている。
 決議では、ETSを産業からのCO2排出削減とグリーン投資促進の主要手段と位置付けるとともに、航空機からの排出をETSに含める法律の完全実施を求めている。また、2020年までにエネルギー効率の20%向上を目指すエネルギー効率指令案を支持し、2030年までの拘束力ある再生可能エネルギー目標を提案する必要があるとしている。さらに同委員会に対し、農業からの排出削減のための具体的措置を提案するよう求めるなどしている。【欧州議会】

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