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環境ニュース[海外]

イギリスエネルギー気候変動省、洋上ウインドファーム連係のコスト削減について報告書を発表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.03.16 【情報源】イギリス/2012.03.01 発表

 イギリスのエネルギー気候変動省(DECC)と電力・ガス規制機関(Ofgem)は、洋上風力発電施設(ウインドファーム)間を相互に連系する接続方法により、接続コストの大幅削減が可能とする報告書を発表した。これによると、洋上ウインドファームと陸上の送電網を個別に連系させるのではなく、ウインドファーム同士を相互に接続して調整を図ることで建設・運転コストを抑えることが可能だという。
 イギリス政府が発表した「再生可能エネルギーロードマップ」では、2020年までにイギリス沿岸のウインドファームの発電容量を11〜18ギガワット(現行は1.6ギガワット)に拡大することができるとしている。今後建設されるウインドファームは、規模も大きくさらに沖合へと離れることが予想されるため、連系のコストが重要となる。報告書によると、相互連携により、接続コストは8〜15%(5億〜35億ポンド)削減でき、これによって、洋上風力発電のコストを2020年までにメガワット時あたり100ポンドに引き下げるという政府目標も実現可能になるという。また、イギリスの沖合から他の欧州各国へと北海の洋上風力発電網を接続する道を開く可能性もある。
 Ofgemは、この報告書発表と同時に、洋上の送電資産に対する規制制度改正について意見募集も開始した。【イギリスエネルギー気候変動省】

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