国連気候変動枠組条約の技術執行委員会、第2回会合を開催

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.02.28 【情報源】国連／2012.02.14 発表

　国連気候変動枠組条約の下、技術メカニズムの技術執行委員会（TEC）第2回会合が2月15〜17日にドイツのボンで開催される。技術メカニズムは、2010年、メキシコのカンクンで開催された同条約第16回締約国会議での合意により設立されたもので、気候変動への取組に必要な技術開発・移転等の影響力・ペース・質を各国が高め、これらの利益を途上国が受け取れるようにすることを目的としている。今回のTEC第2回会合では、主にその2012-2013年の作業計画を策定する予定で、技術に関連する既存の各種機会の活用が議題となるという。
　TECは技術メカニズムの政策関連分野を担っているが、他方、実施関連分野を担う気候技術センターについては、そのホストの募集が2012年1月に始まった（応募は2012年3月16日まで）。TECは、今回の第2回会合で、気候技術センターのホストに関する評価と提案を行うため、途上国から3名、先進国から3名、委員を指名するという。次回の締約国会議は2012年11月にカタールで開催されることになっており、ここで、気候技術センターのホストについて最終的な承認が下される予定である。【国連気候変動枠組条約事務局】