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環境ニュース[海外]

イギリス気象庁、2011年の強風で風力発電量が上昇と報告

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.02.10 【情報源】イギリス/2012.01.27 発表

 イギリス気象庁は、風力発電産業向けに「風力レビュー」2011年特別版を公表した。これはイギリス・ヨーロッパ15地域での2011年を通じた風力を、前年2010年の実績、および長期的傾向のデータと比較したもの。また、イギリスのケンブリッジ、スペインのアンダルシアなど特定5地区での2011年の月平均風速を、同じく2010年および長期傾向と比較したデータも含まれている。
 この風力レビューは、2010年に、それまでの3年間の風力が比較的弱かったことに産業界が懸念を示したため、これに応えてイギリス気象庁が開始したものである。
 このレビューによると、2011年は、アイスランド、イギリス諸島、デンマーク、バルト海沿岸諸国、北欧諸国等、ヨーロッパの北部、特に北西部で強い風が吹いた。特にアイスランドやイギリス諸島では、2010年と比較しそれぞれ18%、16%増の強風となった。このため、風力エネルギーによる発電量はかつてないレベルに達し、2011年12月にはイギリスの電力需要の5.3%を発電した。強風圏はヨーロッパ本土の南部近くまで達したが、南ヨーロッパでは高気圧の影響を受け、北部とは対照的に年間を通し風力は弱かったという。【イギリス気象庁】

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