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環境ニュース[海外]

イギリスエネルギー・気候変動省、再生可能熱インセンティブの対象2社を発表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.01.23 【情報源】イギリス/2012.01.06 発表

 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、再生可能熱インセンティブ(RHI)の初の支給対象2社が決定したと発表した。その一つ、傘メーカーのブース兄弟社は、18世紀の粉ひき工場を使った社屋に再生可能エネルギー利用のヒートポンプ方式床暖房を設置し、もう一方の、貸別荘運営のブロードゲートファームコテージ社は、5棟の貸別荘の暖房と温水供給に地中熱源ヒートポンプを利用するという。
 RHIは、企業や公的部門にヒートポンプバイオマス式ボイラー、太陽熱パネルなどの低炭素型熱利用を促すために2011年末に設けられた。再生可能熱エネルギーシステムでは世界初の補助金制度で、基準に適合した設備に対し20年にわたって補助金が支給される。イギリスでは、熱供給設備の95%以上で化石燃料を利用しており、これが炭素排出量の約半分を占めているという。そのため、RHIを通じて従来の7倍に当たるおよそ12万6000件の再生可能熱源設備を導入し、2020年までに炭素排出量4400万トン(新型ガス火力発電所20基分に相当)の削減を目指す。DECCのバーカー大臣(気候変動担当)は、「まだ利用度の低い再生可能熱エネルギーは大切な未来のグリーン産業であり、イギリスの脱化石燃料に役立つもの」としてこの制度の効果に期待を表明した。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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