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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、再生可能エネルギー拡大への政策分析を公表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.12.07 【情報源】その他/2011.11.23 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、再生可能エネルギーの急速な拡大のため、これまでの経験を整理し、今後必要な政策内容についてまとめた報告書『Deploying Renewables 2011: Best and Future Policy Practice』を公表した。再生可能エネルギーは世界中で急速に成長しており、現在、世界の全発電量の5分の1を占めるに至った。今後も、その重要性は増す一方とみられるが、これまでごく一部の技術だけが用いられ、急激な成長は比較的少数の国に限られるなど、問題点も浮上している。昨今の予算制約のなかで、再生可能エネルギーのサポートコストとシステム統合も課題となっている。
 今回の報告書は、2008年の報告書を発展させ、世界各国の再生可能エネルギーの政策と市場のトレンドの分析、優良政策事例、サポート政策の影響とコスト対効果、各国で再生可能エネルギーの拡大を支える戦略的根拠等を示したという。IEAのマリア・ファン・デル・フーフェン事務局長は、「世界のエネルギー需要が増大する中、不安定で非効率な高炭素エネルギーシステムから抜け出すため、緊急な政策転換が必要。本報告書は、この転換期に、今後さらに重要性を増す再生可能エネルギーの市場と政策を見直したもの」としている。【国際エネルギー機関(IEA)】

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