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環境ニュース[海外]

OECD 環境的に持続可能な交通手段のガイドラインを策定

大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2000.10.04 発表

 OECDは、10月4日から3日間の日程で、国際会議「環境的に持続可能な交通手段」を開催し(ウィーン)、人と物の移動・経済の発展と、自然保護を調和させるためのガイドラインの策定を目指す。
 OECDは、5年前から、「環境的に持続可能な交通手段(nachhaltig umweltvertraeglichen Verkehr (environmentally sustainable transport))」づくりのためのガイドラインを作成する作業を進めてきた。
 その際、目標としては、2030年までに、対1990年比で、CO2の排出量を80パーセント削減すること、NOxと炭化水素の排出量を90パーセントを削減すること、ディーゼル煤煙を55〜99パーセント削減すること、交通による騒音を、昼間には55〜70デシベルに、夜間には45デシベルに引き下げることが掲げられてきた。
ドイツのほかに、フランス、カナダ、オランダ、ノルウェー、オーストリア、スウェーデン、スイスが、ケーススタディを通じてプロジェクトに参加している。ケーススタディによれば、これらの目標は実現可能ではあるものの、そのためには、交通政策に関する早急な方針転換が必要であり、エネルギー節約的な自家用車の普及、貨物輸送手段の鉄道への切り替え、都市開発プログラムの修正等、一連の具体的な措置が必要とされている。【ドイツ連邦環境省】

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