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環境ニュース[海外]

FAO食糧農業遺伝資源委員会と生物多様性条約、生物多様性保全愛知ターゲットの達成を目指し協力を強化

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2011.08.01 【情報源】その他/2011.07.18 発表

 国連食糧農業機関FAO)の食糧農業遺伝資源委員会(CGRFA)と生物多様性条約(CBD)は、生物多様性保全愛知ターゲットの達成を目指し、世界の食料と農業のために生物多様性を保全する活動を通じて協力を強化すると発表した。気候変動への適応、食糧安全保障や貧困との闘いのための遺伝資源保全の必要性等、食料と農業生産にとって生物多様性のもつ意味合いは大きく、両者間の協力の必要性は増大している。
 現在、両者の共同作業は、食料と農業にとって重要な生物多様性の評価、目標と指標、農業生物多様性の管理と生態系サービス改善のための最良実施例、気候変動と遺伝資源などの段階に入りつつある。また、名古屋議定書の発効、展開及び実施の促進・支援も重要課題と位置付けている。その他の協力分野としては、ブッシュミート(狩猟肉)の非持続的な利用の低減、持続可能な農業と生物多様性保全の両立方法の調査などがある。さらに、世界森林遺伝資源白書、世界水界遺伝資源白書、世界食料農業生物多様性白書の制作も協力して行うとしている。
 CGRFA自身でも、動植物遺伝資源の世界行動計画の実施のために目標と指標の検討を行っている。
 名古屋議定書の署名国数は38に達した。【生物多様性条約事務局(CBD)】

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