一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

21世紀のための再生可能エネルギー政策ネットワーク、2010年の再生可能エネルギー普及状況を公表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.07.26 【情報源】ドイツ/2011.07.12 発表

 21世紀のための再生可能エネルギー政策ネットワーク(REN21)が「2011年世界的状況報告書」を公表したことを受け、ドイツ連邦環境省のベッカー事務次官は、「世界的には、再生可能エネルギーによる発電量は原子力エネルギーによる発電量を既に大幅に超えている。再生可能エネルギーの時代に向けたエネルギー供給の転換は、未来世代へのチャンス。技術革新への重要な投資シグナルになり、技術的進展をもたらす」とコメントした。
「2011年世界的状況報告書」では、2010年の世界における再生可能エネルギーの普及状況がまとめられており、最終エネルギー消費の16%、電力需要の20%弱が再生可能エネルギーで供給されたことが示されている。また、再生可能エネルギーに対する世界での投資額は、2009年と比較すると大幅に増加し、2110億米ドルとなっている。政治的目標と助成政策が再生可能エネルギーの拡張の中心的役割を果たし、少なくとも191ヶ国でこれらの政策が存在している(2005年は51ヶ国)。発展途上国と中進国における再生可能エネルギーの躍進も観察される。風力発電は、2010年、最も増加した再生可能エネルギー源であり、水力発電と太陽光発電がこれに続いている。ヨーロッパ内では、太陽光発電の設置容量が風力発電の設置容量を上回る結果となった。ドイツでは、2010年の太陽光発電設置容量が、2009年の全世界における太陽光発電設置容量を上回り、系統に接続した太陽光発電の設置容量において、世界一であった。再生可能エネルギー電力に対する投資において、中国のみがドイツを上回り、アメリカは3位であった。REN21は、2004年にボンで開催された再生可能エネルギー世界会議を受けて2005年に設立された地球規模の政治的ネットワークであり、政府、国際機関、非営利組織、経済団体や環境団体の代表者が参加している。【ドイツ連邦環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース