ドイツ　洋上風力パーク「バルト1」操業開始

　ドイツ連邦経済省は、ドイツ国境内のバルト海沿岸地域における最初の洋上風力パークとなる「バルト1」が操業を開始したことを公表した。洋上風力パーク「バルト1」は、エネルギー供給会社「EnBW」が操業するもので、総発電容量48.3MWとなる21基の風力発電設備が設置され、5万世帯分の電力消費量に相当する年間185GWhまでの電力を生産できる。ブリューデルレ経済相は、「洋上風力エネルギーは再生可能エネルギー拡張の重要な鍵。成功の条件は、電力網の正しい構築である。北海、バルト海の電力生産地から南部の大量消費地に電力を送る『アウトバーン』が欠かせない」と述べた。北海洋上では、既に2010年、洋上風力実証パーク「Alpha Ventus」が操業を開始している。また、洋上風力パーク「BARD」の一部も完成し、電力網と連結されている。【ドイツ連邦経済省】