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環境ニュース[海外]

ドイツ、総合エネルギー・気候保護プログラム(IEKP)実行状況報告書を提出

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.04.28 【情報源】ドイツ/2011.04.14 発表

 ドイツ連邦環境庁は、「総合エネルギー・気候保護プログラム(IEKP)実行状況報告書」を公表した。報告書によると、IEKPの実行状況では、特に省電力対策が不足しており、既に承認された対策を徹底して実効することにより、2500万トンから3000万トンのCO2が追加的に削減できるとしている。これに加え、効率基準の改善と義務化、電器機器のエネルギー消費ラベルの改善が必要としている。また交通部門でも、さらにCO2の削減が求められている。欧州委員会は、2020年までに、新車における1km走行時のCO2排出量95gにまで削減することを目標としており、現時点の数値152gからはさらに努力が必要である。電力と熱の生産における再生可能エネルギーの導入は順調に進んでおり、既に施行した法令により、2006年と比較し、2020年までに6900万トンのCO2削減を達成することは実現可能だとしている。フラスバース長官は、「再生可能エネルギーの発展は、自動的に達成されるものではなく、再生可能エネルギー法を継続的に改善していくことが必要。さらに、再生可能エネルギーの割合を増やすために電力網を今後拡張することが不可欠」と指摘している。
IEKPは、29対策を含む総合的なプログラムであり、そのうち14の法令は2007年8月に承認されている。対策パッケージは、2002年の原子力撤退法に基づき原子力から撤退する場合に、ドイツの地球温暖化防止目標を達成できる内容が定められている。【ドイツ連邦環境庁】

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