イギリス、再生可能エネルギー固定価格買い取り補償制度の見直しについて意見募集を開始

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.04.04 【情報源】イギリス／2011.03.18 発表

　イギリスのエネルギー・気候変動省は、再生可能エネルギー固定価格買い取り補償制度の見直しに関する意見募集を開始した。今回の見直しでは、50KWを超える設備を持つ太陽光発電に対する買い取り価格の削減と嫌気性発酵を利用した発電に対する買い取り価格の値上げが特に重要な焦点となっている。大規模な太陽光発電設備の計画が増加しており、これらが小規模な再生可能エネルギー設備や風力、水力、嫌気性発酵といった他の発電技術に対する支援を圧迫する可能性がある。また、太陽光発電技術は進化しており、その費用は以前と比較すると約30％下がっている。そのため、政府は、新規に導入される出力50KW以上の設備と独立型の設備に対する買い取り価格を削減することを提案している。また、政府は、嫌気性発酵を利用した廃棄物によるエネルギー生産の増加を目指している。5月6日が締め切りであり、結果は、現在進行中の包括的見直し案において考慮される。【イギリス・エネルギー・気候変動省】