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環境ニュース[海外]

3万7000種を収めた韓国初の在来種インベントリーが完成

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2011.01.31 【情報源】その他/2011.01.14 発表

 韓国国立生物資源研究所(NIBR)は、朝鮮半島在来種国家リスト編纂プロジェクトのもと、科学的検証を経て同国初の在来種インベントリーを作成したと発表した。国内外の専門家約100人が3年にわたり膨大な資料を収集・分析し、在来種3万6921種(植物5230種、昆虫1万3384種、脊椎動物1841種を含む)の国家リストを完成させた。作成にあたりNIBRは、1996年に韓国自然保護評議会が報告した2万8462種を科学的、包括的に検証したほか、新たに明らかになったものや抜けていたものなど1万6410種を調査した。またNIBRは1996年のリストに関し、同一の種であっても複数の異名をもつものを整理したほか、韓国に分布していないもの(チッチゼミ属のcicadetta pellosoma)、国際植物命名規約に反する名称のもの(Coriolus(カワラタケ属))を削除した。こうした作業を経て、2010年12月現在、韓国には3万6921種の在来種があることが正式に確認された。1996年のリストからは8459種の増加となる。この国家在来種リストは、韓国の在来種を保全・管理するための重要な証拠として利用されるものと期待される。【韓国環境省】

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