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環境ニュース[海外]

欧州委員会 バイオセイフティに関するカタルへナ議定書を先取りで実施

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2002.03.05 【情報源】EU/2002.02.22 発表

 欧州委員会は、遺伝子組換体の越境移動に関する規則を提案することを決定した。
 これは、国際的な遺伝子組換体の移動、取扱及び使用についてセーフガードを設けることを目的としており、具体的には、国連のバイオセイフティに関するカルタヘナ議定書の条項をEUの規則として実施する。国際レベルでの生物多様性の保護、とりわけ開発途上国にとって、こうした取組は不可欠である。なお、平行して、欧州委員会は、バイオセイフティ議定書の批准に関する理事会決定のための提案も準備している。
 今回の提案は、EUの既存のバイオテクノロジー関連法令を補足するもので、主に輸出者の通報義務及び国際的な情報の共有に関する事項を強化する。提案のポイントは以下のとおり。
・環境中に放出されることが意図される遺伝子組換体の輸出に当たって、新たに通知義務を導入。
遺伝子組換体に関するEUの措置、法令、決定(ラベリング提案など)に基づいた、国際的な情報提供義務を導入。
遺伝子組換体の輸入・EU域内移動については、議定書がカバーしていないため、既存のEU法令を利用する。非意図的な移動についてのみ、議定書の情報に関する条項が適用される。【欧州委員会環境総局】

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