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環境ニュース[海外]

科学技術リスク管理強化法案を準備

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2002.02.27 【情報源】フランス/2002.02.19 発表

 トゥールーズのAFZ工場爆発事故から5ヶ月が経ち、様々な調査や全国討議を経て、閣僚会議は科学技術リスクの管理を強化する法案について検討している。イヴ・コッシェ環境国土整備大臣は、2月13日、この計画段階の案について記者会見を行った。
 大臣は、法案の原則として、以下の3点を提示する。
-リスクを有する全ての産業施設について、危険性を減らすような手段、特に発生源対策を講じる
-事故後の影響を制限し、事故の結果を緩和、克服する
-リスク問題について、監視を強化する
 法案では、EUのセベソ指令対象施設を含む地区に関し、科学技術に伴うリスク回避及び情報に関する地方委員会が設置される予定。知事は、専門家に委託し、全てのリスク評価を行う。国は委員会の設置と運営に協力する。
 また、予防措置の基本要素となる、産業事故分析により得た情報を、インターネットを通じ広く公表する。さらに、リスクに関する地理情報システムGIS)などを開発する。科学技術リスクに関する定期的な集まり、リスク認識のため危険工場の発表や災害訓練などを行う産業安全性の日を、毎年開催することを提案する。環境国土整備省は毎年科学技術リスクに関する報告書も作成する。【フランス環境・国土整備省】

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