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環境ニュース[海外]

ブレアー首相 環境問題へのチャレンジを提唱

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】イギリス/2000.10.24 発表

 イギリスのブレアー首相は、10月24日、環境問題へのチャレンジを呼びかけるスピーチを行った。ブレアー首相が環境問題にテーマを絞ったスピーチを行うのは初めて。
 この中で、首相は、環境と経済的繁栄との間にはトレードオフがあるという古い考えを捨て、「我々は、グリーンになることによって、経済的に豊かになることができる。グリーンになるうことによって、生活の質を上げることができるのだ」と強調した。また、政府、NGO、企業間で批判しあうだけでない、「建設的なパートナーシップ」を構築しようと呼びかけた。
 さらに、気候変動廃棄物、地域環境対策のために、新機会基金(New Opportunities Fund;NOF)として、1億5000万ポンド(255億円)を支出することを発表。具体的には、洋上風力発電や木質発電などの再生可能エネルギーに対して5000万ポンド(85億円)、リサイクルコンポストを最大化する地域の取組に対して5000万ポンド(3カ年)、地方の人々の生活環境改善のために5000万ポンドが支出される。
 なお、首相は気候変動対策にも触れ、気候変動税(Climate Change Levy)からの収入の一部をもとに、炭素トラスト(Carbon Trust)を設立し、CO2排出削減技術の開発などに年間5000万ポンド(85億円)を支出する計画を、間もなく公表することを明らかにした。【イギリス環境・運輸・地域省 】

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