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環境ニュース[海外]

欧州委員会 持続可能な開発提案を採択

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.02.22 【情報源】EU/2002.02.13 発表

 欧州委員会は、2月13日、持続可能で公平な世界を目指す3つの提案を採択した。これは、2002年3月にメキシコのモンテレーで開催される「開発のための財政に関する国際会議(国連)」、9月に南アフリカのヨハネスブルグで開催される「リオ+10」サミットに対するEUの回答となるもの。
 このうち、持続可能な開発のための行動として、欧州委員会は以下のような7つの重要事項を提示している。
・ドーハの開発アジェンダの実施: 途上国の世界成長への参加、貿易と消費者保護・環境・公衆衛生・労働基準などに関するルールの確立
・貧困対策: 最貧国に対する協力の強化
・自然資源の持続可能な管理と環境: 2015年までに「環境悪化の傾向を逆転させる」ことを目指す。京都議定書など国際環境条約の批准と実施、水供給管理の改善、海域保全、森林保全、再生可能エネルギーの推進を掲げる。
・開発支援: ODAをGNPの0.7%まで増額することを最終目標としつつ、2006年までに少なくともEUの平均をGNPの0.39%にする。
持続可能な開発の概念をEU政策に統合: エネルギー、農業、漁業政策に持続可能な開発の概念を組み込む。
・グローバル・ガバナンスの改善: 国際機関間の協力促進、UNEPの強化
・国際的な枠組み制度の改善: 金融財政危機やマネーロンダリングなどに対処するため、国際財政システムの乱用の制限、枠組み制度の改革。
【欧州委員会環境総局】

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