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環境ニュース[海外]

連邦政府の積極的な環境融資 銀行融資の増加も呼びかける

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2002.02.18 【情報源】ドイツ/2002.02.06 発表

 ドイツ連邦環境大臣トリッティン氏は、政府の温暖化政策の基盤として、環境保護に対する融資に重点をおいて取り組んでいる。
 例えば、ドイツ補償銀行(DtA)が提供する「ERP − 環境・省エネプログラム」は、環境への投資支援に重要な役割を果たしている。トリッティン氏は、「『ERP − 環境・省エネプログラム』は、エネルギー政策にとって、非常に効果的な融資手段と言える。特に、風力発電バイオマス発電の建設には大きな役割を果たしている。」と評価している。昨年、「ERP − 環境・省エネプログラム」は、合計して、1500以上のプロジェクトに対し、28億ユーロ(3220億円)に及ぶ融資を行った。このうち、17億ユーロ(1955億円)が風力発電に対する融資であり、前年と比べて17%増加している。バイオマス発電には、9100万ユーロ(104億6500万円)が投資されており、前年と比べると65%も増加している。
 ドイツ復興銀行による融資も環境保護、温暖化対策の分野では、重要な役割を果たしている。2001年の融資額は、18億ユーロ(2070億円)に達する。さらに住宅対策として16億ユーロ(1840億円)、さらに地域の環境分野におけるインフラ整備に8億ユーロ(920億円)を融資している。
 このように連邦政府は、企業、個人、自治体に対し、積極的な融資を行っているが、最近、主要取引銀行による融資が少なくなってきていることが懸念されている。トリッティン氏は、主要取引銀行に対し、再び、環境保護のための融資を強化するよう呼びかけている。【ドイツ連邦環境省】

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