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環境ニュース[海外]

フランス 2010年の環境関係予算を公表

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2009.10.09 【情報源】フランス/2009.09.30 発表

 9月30日、フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省のボルロー大臣は2010年の予算を発表した。デンマークのコペンハーゲンで開催される第15回気候変動枠組み条約(COP15)での交渉を見据えて、2010年予算は、持続可能な開発を推し進めるものとなっている。
 2009年に開始された数多くのプログラムを受け、「2010年は我々の実務作業を加速させる年になる」と大臣は述べた。
 特に同省で作業を急ぐものとしては、2010年1月1日から導入される炭素税、2013年から規格化される省エネ建物の建設支援、税制のグリーン化といった税制措置の他、電気自動車計画、再生可能な熱エネルギーのための基金の助成額の倍増、港湾改修の継続などのグリーン成長対策が挙げられている。また、生物多様性の保全については、緑の横糸(緑地等のネットワーク)や青の横糸(水域等のネットワーク)の整備、EUの自然保護区ネットワークの継続、新たに6カ所の自然公園を設立することなどが盛り込まれている。この他、リスク防止については、汚染地区の修復、廃棄物計画などが挙げられている。
 なお、予算の柱ごとの内訳は、(1)生態系分野(6億1800万ユーロ、前年より16%増加)、(2)運輸分野(48億600万ユーロ)、(3)エネルギー分野(8億2000万ユーロ)、(4)研究分野(支払限度額で14億1900万ユーロ)。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

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