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環境ニュース[海外]

イギリス 家庭での省エネ対策を支援

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2009.09.11 【情報源】イギリス/2009.09.01 発表

 イギリスで、2010年にCO2排出量を10%削減するキャンペーン「10:10」が、エネルギー・気候変動省のミリバンド大臣により、発表された。
 このキャンペーンは、低所得者層が多く住む地域において、約9万世帯を対象に、エネルギー効率化のための改修を支援する新たな地域省エネプログラムなどを実施するもの。公表された家庭向けの支援策、企業向けの支援策、政府自らのコミットメントの概要は以下のとおり。
●新たな「地域省エネプログラム」に、今後3年間で、約3億5000万ポンドを充て、排出量を平均で年間20%削減する。これにより、燃料代を年間約300ポンド節約することが可能。また、2010年には試験的な政策「節約するほど得に(Pay As You Save)」を行い、エネルギー効率化のための改修を支援する。
●2010年には、企業5000社(省庁を含む)を対象に、「炭素削減コミットメント」を実施。CO2排出量を大幅に削減するだけでなく、対策を講じた企業には燃料代を節約できるメリットがあり、約10億ポンドほどの利益が上がると見られている。
●ロンドンにあるエネルギー・気候変動省本省も、2010年4月までに、排出量を10%削減することを約束。暖房やエアコンを変更し、よりエネルギー効率の高い照明に変える予定。この他、内務省では、公用車をエネルギー効率のよい車に変えたり、文化・メディア・スポーツ省では、就業時間外はコンピューターのスィッチを切る特別なソフトを使ったりするなど、各省庁でも様々な取り組みを実施している。
【イギリス エネルギー・気候変動省】

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