フランス　生態学的ネットワークの構築に向け　手引き案に意見募集

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.06.04 【情報源】フランス／2009.05.26 発表

　「緑の横糸（緑地等のネットワーク）」と「青の横糸（水域のネットワーク）」は、生物多様性の喪失を食い止めることを目指す、環境グルネル（環境懇談会）のモデル的な対策である。
　この国土整備対策は、動植物種が人間と同じように、コミュニケーションをとり、動き回り、餌をとり、繁殖し、休息できるよう、生存を支える全国的なネットワークの構築を目指す。
　フランス政府は、環境グルネルで示された約束を支援する検討作業を、2007年に、緑と青の横糸実施委員会（議長はラウール上院議員）に付託していたが、今回、同委員会の分析と考え方について、国民から意見を募集する。
　国の機関、地方圏等向けの2つの手引き案について、新たな提案などを募集する。手引きの案は、以下の2つ。
●手引き1：緑の横糸と青の横糸の原則と挑戦
●手引き2：地方圏レベルでの、緑の横糸と青の横糸の構築に関する方法論
　2つの手引きの最終版は、2009年末に完成の予定。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】