近距離公共交通機関の環境への取組み対する助成金を設置

　ドイツ連邦環境大臣トリッティン氏は、2004年までに近距離公共交通機関の環境への先駆的な取り組みに対して250万ユーロ（2億7500万円）の助成を行う計画を発表した。これは、近距離公共交通も統一欧州の流れの中では、競争力の強化が必要であり、また、同時に、高い環境パフォーマンスを発揮し、社会的な要請にも応えなければならないという考えから行われるのである。
　そのパイロットプロジェクトとして、既に、ベルリン交通公社、フランクフルト/オーダー都市交通公社における環境にやさしいバスの導入、ハノーバーにおける近距離公共交通機関の環境基準の強化が行われている。【ドイツ連邦環境省】