ドイツ　IT産業のグリーン化を支援

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2009.03.17 【情報源】ドイツ／2009.03.05 発表

　ドイツ連邦環境省は、3月5日、IT関連の展示会「CeBIT」の会場において、2500万ユーロ規模の新しい助成プロジェクト「ITをグリーンに（IT goes green）」の開始を発表した。
　ドイツ国内のデータセンターの消費電力量は、中規模発電所4基の年間発電量に相当し、さらに増加する傾向にある。このプロジェクトには、ドイツ情報経済・テレコミュニケーション・ニューメディア連盟(BITKOM）、連邦環境庁、ドイツ復興金融公庫グループが参加し、革新的技術の競争力の強化と市場における活用の促進を目指す。
　この助成プログラムでは、最新のデータセンターのためのインフラ整備とシンクライアント技術の導入を重点としている。
　プロジェクトの一環で、BITKOMは、相談事務所を開設し、環境に配慮した技術の最新情報を利用者に提供する。また、連邦環境省は、環境技術革新プログラムから、助成重点のための資金を拠出する。さらに、中小企業に対しては、環境エネルギー効率化プログラムから低利融資を提供する。【ドイツ連邦環境省】