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環境ニュース[海外]

イギリス 2050年までに全住宅のCO2排出量をほぼゼロに

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2009.02.23 【情報源】イギリス/2009.02.12 発表

 イギリス エネルギー・気候変動省は、2050年までに全ての住宅のCO2排出量をほぼゼロにすることを目指す「省熱・省エネ戦略」案を公表し、12週間にわたる協議を開始した。
 戦略では、2015年までに、断熱化に適した全ての物件に対して、壁や屋根裏の断熱工事を提供。2015年までに毎年40万世帯で改修工事を行う。2020年までに約700万世帯、2030年までにイギリスの全世帯が改善の恩恵を受ける予定。家庭部門は、イギリスのCO2排出量の4分の1以上を占めることから、大きな効果が期待されている。
 同戦略に盛り込まれた主な内容は次のとおり。
●省エネ対策や低炭素型熱・電供給源を導入する住宅所有者への財政措置
再生可能エネルギー熱源へのインセンティブと小規模発電事業への固定価格買取制度を組み合わせた現金の提供(低炭素技術に転換し、省エネを始めた住宅所有者への支払い)
●エネルギー効率化に関するアドバイスや対策を提供する体制の改善(エネルギー企業が出資する中核的な調整機関の設立)
●低価格の家庭版エネルギー会計の実施、エネルギーアドバイザーの資格の創設、断熱事業者の認定制度の創設【イギリス エネルギー・気候変動省】

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