EPA　エネルギー効率改善を目指す国家行動計画を改定

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2008.12.01 【情報源】アメリカ／2008.11.18 発表

　アメリカで、エネルギー効率の大幅な改善を目指す「国家行動計画　2025年に向けたビジョン：変革のための枠組」の改訂版が、各州や企業、環境保護団体の代表の参加を経て、策定された。
　この計画は、エネルギー需要の伸びを50％以上抑制するための戦略を打ち出し、今後20年間で5000億ドルを節約する方法を示すもの。これにより、毎年、自動車9000万台分の温室効果ガス排出量を削減することができるという。計画では、各州の政策担当者に対し、低価格の省エネ投資を促進するためのステップが提示されている。
　また、計画では、各州での取り組みの進捗状況も示されており、省エネ目標を設定している州は全体の3分の1、エネルギー効率化プログラムを策定している州も2分の1に上っているという。エネルギー効率化プログラムに基づいて、州や電力会社等は年間20億ドルを投資しており、これにより、発電所30基分のエネルギーを節約していることも分かった。【ＥＰＡ】