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環境ニュース[海外]

交通報告書を公表

大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2000.11.08 発表

 ドイツ連邦政府は、11月8日、「交通報告書2000」を閣議で承認した。
 このうち、環境関連事項について、連邦環境大臣は以下の内容を明らかにした。
  ドイツ国内のCO2排出量は、1990年から1999年にかけて、全体として、15.3%減少した。
 一方、交通部門に限ると、11%の増加を記録している。政府は、対応策として、2005年までに、交通部門からの排出量を新たに1500−2000万トン削減する目標を掲げ、国別気候保全プログラムの中に明記した。
 目標を達成するための具体的な措置としては、たとえば、2003年までにトラックに対するアウトバーン利用料金制度を導入することなどが予定されている。その他、環境にやさしい運転方法や移動手段を市民に広く普及すること、交通機関と動力用燃料の技術的な改善を促進することも予定されている。これらの点は、現在、連邦交通省が作成中の行動プログラムに盛り込まれる見込みである。
 なお、交通部門からのCO、NOx、炭化水素の排出量は、それぞれ、1990年比で60%、40%、80%程度削減された。EUの排ガス規制により、この傾向は、今後も持続するものと見られている。ただし、ディーゼル煤塵については一層の対策が必要と連邦政府は見ている。【ドイツ連邦環境省 】

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