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環境ニュース[海外]

ドイツ産業界 デポジット制度について提訴 連邦環境省は静観

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2000.11.21 発表

  ドイツの現行法制度では、来年の中頃に、ビールとミネラルウォーターの使い捨て容器について、デポジットの賦課が義務づけられる見込みである。
 この点について、ドイツ産業界は、しばしば反発の姿勢を示してきたが、この度、ベルリン行政裁判所に提訴した。デポジット賦課のための事前手続きとして法定されている再利用可能な容器包装の割合の調査手続きに問題があるというのが訴えの理由である。事前手続きを停止させて、来年夏からのデポジットの賦課を回避する目論みである。
 連邦環境省は、これに対して、静観の構えをみせた。調査手続きは、法的に異議を挟む余地のない容器包装令の規定に従っておこなわれるものであり、調査データーに不正確さが伴いうるとしても、この点も、政府は考慮しているとして、訴えには勝算がないとみるためである。また、環境省は、将来的に、環境に不利益な使い捨て容器のすべてにデポジット義務を課す命令の制定を目指しており、これが実現すれば、今回問題とされた調査手続きも行われなくなるため、この点からも、訴えには意味がないという。【ドイツ連邦環境省】

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