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環境ニュース[海外]

製紙工場の着色料回収で省エネ ドイツ連邦環境省が支援

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2008.05.12 【情報源】ドイツ/2008.04.29 発表

 ドイツのガブリエル連邦環境大臣は、環境革新プログラムから35万ユーロをSappi Ehingen社のパイロットプロジェクトに提供することを発表した。
 このプロジェクトは、新しい設備を導入し、紙の製造時に生じる着色剤の残りを回収すると同時に、エネルギーの大幅な節約を達成するというものである。残った着色剤を回収する新設備では、従来どおり原料から着色剤を生産する場合と比べ、エネルギー消費量が約10分の1で済む。
 これにより年間47万キロワットの電力を節約することができ、265トンのCO2を削減することとなる。さらに、施設内で使用される原料の量を60%削減、水の使用量も年間13万m3減量できる。
 ガブリエル大臣は、「生産段階から環境保護を考慮することによって、資源やエネルギーを効率的に使用することが可能となる。資源やエネルギー価格が高騰している現在、このような取り組みは環境だけではなく経済的にもプラスの影響を与える。今後も連邦環境省は、温暖化対策技術に投資する企業を支援していきたい」と述べている。【ドイツ連邦環境省】

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