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環境ニュース[海外]

ドイツ連邦政府 気候・エネルギー重点プログラムは50億ユーロのコスト削減を生み出す

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.11.14 【情報源】ドイツ/2007.10.31 発表

 ドイツ連邦環境省と連邦環境庁は、10月31日、政府の気候・エネルギー重点プログラムが、家庭や企業において、2020年までに50億ユーロのコストを削減するという予測を発表した。
 これは、システムイノベーション・フラウンフォーファー研究所(ISI)がエコ研究所、ユーリッヒ研究所等と共に実施している研究「統合的気候・エネルギー重点プログラムの経済評価」の中間報告書の結果である。
 ドイツ政府は、2007年8月、2020年までにCO2排出量を1990年レベルから40%削減することを目標にした気候・エネルギー重点プログラムを承認しており、研究では、このプログラムの内容を評価した。中間報告書の概要は以下のとおり。
●気候・エネルギー重点プログラムにより、石炭、石油、ガスでは360億ユーロを節約。これに対し、310億ユーロが追加的な投資として必要である。1tのCO2削減により、26ユーロのコスト削減効果が生まれる。
●エネルギー効率化分野では、全ての対策がコスト削減につながる。削減されるエネルギーコストは、追加的に必要な投資額を上回る。
●コジェネレーションと発電での再生可能エネルギーの利用については、CO2発生回避コストは中位。
●熱・バイオ燃料分野のコストは高い。
●全体的に見れば、同プログラムは、経済及び個人にコスト削減効果をもたらす。時には、個人による高額な初期投資を必要とするような対策も、建築物改修プログラムを始めとする連邦政府の助成制度によって、サポートされる。【ドイツ連邦環境省】

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