一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 軽量自動車の燃費効率に関する2007年の報告書を公表
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2007.10.10 【情報源】アメリカ/2007.09.26 発表
EPAは、「軽量自動車技術と燃費効率動向:1975-2007」と題する報告書を公表した。これは、1975年モデルから2007年モデルの軽量自動車(乗用車、バン、スポーツ多目的車、ピックアップ・トラック)の燃費効率および技術特性に関するデータを示すものである。2007年モデルの燃料効率の平均値は20.2mpg(1ガロン当たり・マイル)で、2006年と同様だった。なお、今回から、2008年モデルに適用される、より実際の状況に近い、新たな燃費測定方法が適用されている。
1987年をピークに燃費は徐々に悪化する傾向にあったが、2004年を境に少しずつ改善してきている。2005年・2006年は、1980年代半ば以降、初めて、2年続けて燃費が改善。さらに、2006年・2007年は、2004年と比べて、0.9mpg燃費が向上した。背景には、2005年以降、軽量トラックの燃費基準が毎年引き上げられてきたこと、また、軽量トラックの市場シェアが落ちてきたことがある。【EPA】