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環境ニュース[海外]

カナダ政府 絶滅危惧種保護および生息環境改善に8億円を出資

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.11.19 【情報源】カナダ/2001.11.08 発表

 アンダーソン環境大臣は漁業・海洋大臣と共同で声明を発表し、2001-2002年連邦予算で、絶滅危惧種等の保護とその生息環境の改善のため、1000万カナダドル(約8億円)を計上することを明らかにした。この予算は、政府の「生息地管理プログラム(Habitat Stewardship Program ; HSP)」に充てられ、全国150件以上のプロジェクトに使われることになる。
 同大臣は「この予算が、セミクジラ、アナフクロウ、ガラガラヘビなど、数多くの絶滅のおそれのある種の保護・生息地改善につながることを期待する」と述べ、他省庁や産業界、各種団体、個人らとの幅広いパートナーシップで同プログラム(HSP)を推進していくことを強調した。具体的な事業としては、数種の絶滅危惧種の生息環境を守るためにランドスケープ全体を保護するギャリー・オーク・エコシステム・プロジェクト(バンクーバー)といったものから、特定の種や生息地の保全を目指す小さな取組まで様々なものが予定されている。
 「生息地管理プログラム」は、連邦政府の出資により実施されている政策で、各方面との幅広いパートナーシップに基づいて進められているのが特徴で、現在は実施から2年目に入っている。2000年度予算では、絶滅危惧種等対策費1億8千万カナダドル(約140億円)のうち4500万ドル(約35億円)が同プログラムに充てられてきた。
 また、アンダーソン大臣は、同日、野生生物・生息環境局(Wildlife Habitat Canada)から発表されたアセスメントレポートについても評価するコメントも発表した。【カナダ連邦環境省】

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