中国　天津市：3000万の省エネ資金で省エネ技術開発・モデル事業を支援

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2007.06.12 【情報源】中国／2007.03.28 発表

　天津市政府は毎年3000万元以上の省エネ特別資金を投入し、省エネ技術開発とモデル事業を重点支援することを決定した。
　2007年、同市財政から3000万元を第1期省エネ資金として拠出る。第11次五ヵ年計画期間中、省エネ資金は毎年3000万元から少しずつ増やす。
　省エネ特別資金は資源総合利用管理部門が一元的に配分し、主に調査分析、宣伝研修、重点改善技術の開発・モデル事業、新製品・新技術の普及に利用する。
　2006年、同市の1万元GDPあたりエネルギー消費量は4.4％減少し、エネルギー節約分の70％は産業構造調整によるものであると推測される。同市では今後、産業構造調整だけでなく、技術進歩や省エネ製品の開発、普及利用にも力を入れていく。
　省エネ特別資金の設立により、省エネプロジェクトの直接支援以外にも、企業や金融機関、社会投資部門の省エネプロジェクト支援への意欲を高められる。今後、同市は多元的融資手段を開拓し、国内外の資金と民間資金を積極的に吸収し、省エネプロジェクトの開発と建設を支援していく。【中国環境報】