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環境ニュース[海外]

ブッシュ大統領 気候変動対策のための新たな国際的枠組みを提唱

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.06.11 【情報源】アメリカ/2007.05.31 発表

 アメリカのブッシュ大統領は、5月31日、気候変動に関するポスト2012年体制を2008年末までに構築することを目指し、新たな戦略を提案した。
 大統領の提案では、主要排出国が、長期的な温室効果ガス排出削減にかかる地球規模の目標を策定し、これを達成するために、各国が国内の状況に応じた中期的な目標とプログラムを策定する。「クリーン開発と気候に関するアジア太平洋バートナーシップ」や他の二国間パートナーシップ等とアメリカとの関係を発展させて、取り組んでいきたいとしている。
 ブッシュ大統領は、新しい枠組みには、エネルギーの多くを消費し、温室効果ガスの大半を排出している主な先進国・途上国(中国、インドなど)の双方が参加することが不可欠だとしている。また、エネルギー安全保障および経済安全保障を促進することで、さらに、クリーンエネルギー技術の移転と開発を加速することで、気候変動問題に取り組むという基本原則を示した。
 これに対し、ドイツ連邦環境省のガブリエル環境大臣は、「ブッシュ大統領の戦略は、厳しく審査されなければならない。この戦略の実行が、国連プロセスと国際的に義務付けられた条約に統合されることが重要である。ブッシュ大統領が提案している15カ国による会議は、国連プロセスを補うものであり、代替するものであってはならない」とコメントした。【ホワイトハウス】【ドイツ連邦環境省】

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