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環境ニュース[海外]

中国 山東省:住宅に省エネ新基準を適用開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2007.06.06 【情報源】中国/2007.03.15 発表

 今年3月より、山東省の12階以下の住宅に新たな事業建設基準が導入される。山東省建設発展研究院が再改定した「CL構造体系技術規程」が先日、関連部門から認可された。
 同規程の建築体系は12階以下の住宅に適用され、新基準は施行過程で、粘土製品の不使用、耕地節約、汚染削減を求めている。また保温断熱性65%の省エネ基準を満たすようにし、事業の質は無輻射、無汚染のグリーン住宅基準を満たすよう求めている。この種の新技術で建造された家屋はレンガ・骨材コンクリート構造の建築に比べ、使用寿命が30年以上長くなり、建築ゴミも約50%削減できる。
 同省建設庁の統計によると、同省の既存建築総面積は34.8億平方メートルで、そのうち大多数が保温断熱設備のない高エネルギー消費建築で、冬の暖房や夏のエアコンによるエネルギー消費は、気候条件の近い先進国の2〜3倍にもなる。現在、建材生産・建築施工・建築物使用など各段階のエネルギー消費は、全エネルギー消費量の46.7%を占める。現在同省の建築面積の年間増加量は2.7億平方メートルで、2020年までに40億平方メートル増加する見込みである。予測によると、2020年までに全省の都市建築の全てが国の定める省エネ基準に達した場合、年間石炭換算3000万トンを節約でき、大気汚染物質排出を年間1530万トン削減し、電力建設投資を年間1000億元節約できる。【中国環境報】

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