中国　第11次五ヵ年計画で100万トン石炭直接液化実証事業を実施

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2007.05.30 【情報源】中国／2007.02.13 発表

　新しく制定した『石炭工業第11次五ヵ年発展計画』では、「国内で開発した生産製造・技術により、生産能力が100万トン/年の石炭直接液化実証事業を推進する」と示した。
　石炭液化の開発は中国第11次五ヵ年計画の省エネ10大重点プロジェクトのうち、節約・石油代替の重要事業の一つである。現在、中国企業は自主的知的財産を有する石炭直接液化製造技術を持っており、大規模なモデル工場の建設を進めている。
『石炭工業第11次五ヵ年発展計画』では、第11次五ヵ年計画期間、中国が外国の成熟した技術を導入し、生産能力が300万トン/年の石炭間接液化工場を建設し、商業的実証運行を完成させると示した。
　近年、国際石油価格の変動に伴い、各地での石炭化学工業事業の意欲が高まっている。2006年中、国家発展改革委員会は通達を出し、「石炭液化はなお実証段階であり、成功経験を積んだあとに普及させるべき」と示した。【中国環境報】