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環境ニュース[海外]

中国 建築、公共交通分野の省エネ目標が公表

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国/2006.10.12 発表

 第11次五ヵ年計画期間、建築省エネでは石炭換算1億トン以上を節約し、都市公共交通では石油15%以上を節約することを目指す。建設部は先日、第11次五ヵ年計画期間の建設分野の省エネ目標を公表し、その中で建築省エネ・都市公共交通省エネの目標を定めた。
 建築省エネ面では、第11次五ヵ年計画末期までに石炭換算1.1億トン節約の目標を実現する。この中では、監督管理の強化により、省エネ設計基準を厳格に実施し、直轄市及び厳寒寒冷地区で一層高い水準の省エネ基準を実施するよう推進する。厳寒寒冷地区の新築住宅建築では石炭換算2100万トンを節約し、夏熱冬冷地区の新築住宅建築では石炭換算2400万トンを節約し、夏熱冬暖地区の新築住宅建築では石炭換算220万トンを節約し、全国新規公共建築では石炭換算2280万トンを節約し、合計石炭換算7000万トンを節約する。既存建築省エネの改造により、暖房体制改革を深め、政府事務棟と大型公共建築の省エネ運行管理・改造を強化し、石炭換算3000万トンを節約し、大都市では既存建築省エネの改造面積を既存建築総面積の25%以上とし、中都市では15%、小都市では10%とする。省エネ型照明器具の利用を広め、石炭換算1040万トンを節約する。太陽エネルギー、浅層地熱エネルギー等再生可能エネルギーの利用面積を新築建築面積の25%以上とする。
 都市公共交通の省エネでは、交通構成の改善により、施設建設を強化し、都市公共交通の効率を高める。第11次五ヵ年計画末期まで、都市公共交通の都市交通に占める比率を超大型都市で20%以上とし、その他都市では現在の50%高める。超大型都市の市街地のバス平均運転速度20km/h以上とし、その他都市では25km/h以上、タクシー空車運転率を30%以下に制御する。省エネ環境型の自動車使用率を高める。都市公共交通では第10次五ヵ年計画末期に比べガソリンを15%以上節約する。【中国環境報】

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