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環境ニュース[海外]

中国 環保総局:区域環境保護督査センターを設立 地方直接監督を強化

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2007.05.25 【情報源】中国/2006.08.25 発表

 国家環境保護総局は、華東、華南、西北、西南、東北に区域環境保護督査センターを設立することを発表した。各センターに30〜40人を配属する。中央と合わせて6ヵ所の区域環境保護監査センターが間もなく稼動開始し、監督管理の範囲は全国各地31省・市・自治区に及ぶ。
 国家環境保護総局に職員が300人余りしかいない状況を考えると、一時に合計200人余りを増員することになる区域環境保護督査機関は注目すべき動きである。区域環境保護督査センターには8つの役割があり、およそ監督、検査、調整、接待などである。
 区域環境保護督査センター建設案によると、センターの主要な職責は、(1)地方による国家環境政策・法規・基準の実施状況を監督する。(2)重大な環境汚染や生態系破壊に関わる事件の検査処理活動を担う。(3)省・区域・流域を跨ぐ大型環境紛争の調整処理活動を担う。(4)重大・超大型の突発的環境事件への応急対応・処理の監督検査活動に参加する。(5)環境法執行検査活動を担当または参加する。(6)重点汚染源と国家批准建設プロジェクトの「三同時」執行状況の監督を行う。(7)国家級自然保護区(名勝観光地、森林公園)や国家重要生態機能保護区における環境法執行状況の監督を行う。(8)省・区域・流域を跨いだ環境汚染や生態系破壊に関わる案件の苦情受理と調整活動の責任を負う。(9)環保総局が指示を下すその他任務を担当する。このように、この機関の役割は主に「監督」「処分」である、そのため機構の名称は「督査」であって「督察(監査)」ではない。【中国環境報】

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