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環境ニュース[海外]

中国 石炭ぼたを利用して発電 徐州華美坑口環境型発電所が操業開始

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2007.05.24 【情報源】中国/2005.12.22 発表

 総事業費5.8億元の江蘇省初の炭鉱廃棄物を燃料とした徐州華美坑口環境型発電所の2台の発電ユニットが完成し、電力ネットワークへの売電を開始する。
 中国の超大型石炭生産基地である徐州には、石炭以外にも大量の固形廃棄物が発生し、石炭ぼたの山ができている。土地を無駄に使うだけでなく深刻な環境汚染も招いている。技術の進歩と人々の考え方の変化により、同市はこの石炭ぼたの山を積極的に利用して発電する方法を模索してきた。多くの努力の結果、厖庄鉱区に徐州華美坑口環境型発電所の2台の55MW発電タービンが完成した。
 同発電所は、低熱量の石炭ぼたと炭泥を年間70万トン利用し、年間発電量は6.5億kWhで同時にスチーム供給管網を10km分伸ばし、徐州城北開発区の集中熱供給を実現し、周辺地区の効率の低く、環境を汚染する小型ボイラーを代替し、同地区の大気環境を大幅に改善できる。このほか、焼却後の灰は毎年30万トン発生するが、一部をセメント添加材料にするほか、大部分は軽質高強度レンガの生産に利用し幅広く公共事業や土壌保持などの分野に活用できる。【中国環境報】

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