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環境ニュース[海外]

EU環境大臣会合 ハーグ会議への対応確認 京都議定書の厳格な実施を要求

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2000.11.07 発表

 EUの環境大臣は、11月7日、ブリュッセルで特別会合を開き、ハーグで開催される気候変動枠組条約第6回締約国会議におけるEUの戦略について、最終的な話し合いを行った。
 会合では、対応方針として、以下の事項を確認した。
1)各国内での温室効果ガスの削減がまず必要
2)基本的に、2000年6月のEU環境大臣会合で固めた対応方針で対処
3)クリーン排出メカニズムについては、明確なルールを定め、一定の上限を設定すべき。また、該当プロジェクトのリストを策定しておく必要がある(EUは、クリーン排出メカニズムに原子力発電を含まないよう主張している)
4)条約の「遵守」を確保するために、報告書の策定と審査、信頼できるフォーローアップシステムなど、厳格なスキームを確立する必要がある。
5)抜け穴や、技術の不確実性、リスクへの懸念
6)途上国の立場に配慮し、2国間あるいは多国間支援を通じた協力体制を確立する
7)EU加盟準備国による温室効果ガス削減努力を評価。共同実施は、透明性、環境保全への配慮がなされている場合には、有効な手段となる。
8)第6回締約国会議で大筋の合意がなされ、京都議定書が2002年に発効するよう、全ての会議参加者に努力を求める。
 特に、京都議定書が形式的に遵守されても、抜け穴が認められれば温室効果ガスの排出量は増大するとして、森林等の吸収源に対しては慎重に対応していくこととされた。【ドイツ連邦環境省 】

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